盲ろう者のコミュニケーション方法は、障害の発生時期(言語習得以前か習得後)・障害の順序(盲→️ろう、ろう→盲、健常→盲ろう)・障害の程度によって、一人ひとり異なります。
触手話 |
手話が見えず、音も聞こえない相手に対し、手話の形をお互いの手で触って確認することで情報を伝える方法です。 |
指点字 |
盲ろう者の指を、点字タイプライターのキーに見立てて直接点字を打つ方法です。道具を使わず正確に早く情報を伝えることが出来ます。 |
ブリスタ |
紙テープに点字を打っていく、速記用タイプライターです。キーをたたくと点字が打たれた紙テープが打ち出され、それを触って読み取ることで情報を伝えることが出来ます。 |
音声 |
盲ろう者に聴力が残っている場合は、音声による方法(耳元で話す、音声拡張器などを使用する)を使用します。 |
手書き文字 |
盲ろう者の手のひらに文字を書いて伝える方法です。手書き文字は比較的簡単に用いることが出来ますが、情報量が多いと伝達に時間がかかり、情報量も限られます。 |
筆談 |
視力が残っている場合は、盲ろう者にあった文字の大きさなどを考慮し、筆談をしたりパソコンを用いたりします。 |
その他 |
その他にも、身振りやサインを使用することもあります。個人によって情報を得る手段は異なります。大切なことは、相手の障害を理解し、その人としっかり向き合おうとする姿勢です。 |